“ゴルフ場銀座”悲鳴 最盛期、売上減必至 市原 【台風15号】

コース内では強風で倒れた木が650本に上った=20日正午ごろ、市原市永吉の浜野ゴルフクラブ
コース内では強風で倒れた木が650本に上った=20日正午ごろ、市原市永吉の浜野ゴルフクラブ

 台風15号は、全国最多33カ所がひしめく“ゴルフ場銀座”の市原市にも打撃を与えた。停電や倒木で長期間の臨時休業が相次ぎ、大幅な売り上げ減は必至。多くは営業再開にこぎつけたが、最盛期を見舞った未曽有の自然災害に関係者から悲鳴が上がっている。

 同市永吉の浜野ゴルフクラブ(18ホール、7217ヤード)は台風15号の影響で停電と断水に見舞われた。コース内の倒木は650本に上った。固定電話も不通となり、予約客ら外部との連絡が取れなくなった。

 3連休前の20日にようやく営業を再開したが、これほど長期間の休業は初めて。この間の予約客数は約1350人。怒田和義・取締役支配人(57)によると、売り上げ減は少なくとも2千万円に上る大打撃だが、一方で地域貢献の一環として、停電が続く周辺住民のために無料で送迎付きの入浴サービスも行っている。

 ゴルフ関連事業のプロモーションなどを手掛ける市商工業振興課の斎藤昭広主幹(67)は「トップシーズンに大変な痛手。倒木の処理費用などの負担も重なる」と影響の大きさをおもんぱかる。

 市観光協会などはゴルファーからの問い合わせに答えるため、営業状況を聞き取る異例の対応をとった。

 昨年の市内のゴルフ場利用者は約169万人に上り、まさに観光産業の柱。市は本年度当初予算の歳入としてゴルフ場利用税交付金6億9200万円を計上している。


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