千葉文学賞に宮岡さん 児童・随筆は佳作 三賞最終選考、23日表彰式

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候補作を厳正に審査する選考委員たち=9日、千葉市中央区のホテル
候補作を厳正に審査する選考委員たち=9日、千葉市中央区のホテル

 2018年度千葉文学三賞(千葉日報社主催、千葉県・県芸術文化団体協議会後援)の最終選考会は9日、千葉市中央区のホテルで行われ、第62回千葉文学賞に船橋市、パート、宮岡みすみさん(50)の「フォトフレーム」が選ばれた。第60回千葉児童文学賞は該当作がなく、柏市、会社員、浅間円日さん(59)の「パパ、大好き!」が佳作。第13回千葉随筆文学賞も白井市、非常勤公務員、八千白仙さん(67)の「秋に柿の実が熟れても」と千葉市緑区、臨時職員、酒井立青さん(60)の「遊び消えて」を佳作とした。

 最終選考会には、大野彩子(文芸サークル代表)、大原祐治(千葉大教授)、佐藤毅(江戸川大教授)、松島義一(元文芸誌編集者)、山本鉱太郎(旅行作家)の5氏が出席。千葉文学賞5編、千葉児童文学賞4編、千葉随筆文学賞4編を厳正に審査した。

 千葉文学賞に決まった宮岡さんの作品は、子どもに恵まれない夫婦が保護猫を引き取り、家族として受け入れていくまでを描く。不妊という重いテーマだが明日への一歩が見え、文章力も確かと評価された。

 児童文学賞佳作の浅間さんの作品は、世界の子どもに笑顔を届けようと、息子を亡くした男性がサンタクロースになり、父親のいない少年に心温まるプレゼントをする物語。

 随筆文学賞佳作の八千さんの作品は、実がなっても収穫されず放置されたままの柿の木を巡り本当の豊かさとは何か問い、酒井さんは定年退職後に幼稚園で臨時職員として働く中で気付いた、人の一生と遊びの意義をつづった。

 授賞式は23日に千葉日報社本社で開かれ、賞状と賞金(千葉文学賞30万円、千葉児童文学賞佳作と千葉随筆文学賞佳作各5万円)が贈られる。受賞作は本紙に全文掲載する。