「令和」時代に千葉県民期待 同じ“れいわ”「やった!」 我孫子の禮和保育園、歓喜

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新元号を伝える号外を受け取った平成生まれの高校生=1日、JR千葉駅前
新元号を伝える号外を受け取った平成生まれの高校生=1日、JR千葉駅前

 新元号「令和(れいわ)」が発表された1日、同じ読み方の「禮和(れいわ)保育園」(我孫子市)は園児と一緒に「やった」と喜び、発表を待ち構えていた千葉県内の印鑑店やカレンダー販売の小売店などは「早急に『令和』の印鑑、カレンダーを発注する」など対応に追われた。県民からは「いい響き」「日本が良い方向に進んで」「平和な日が続いてほしい」など次の時代に向けて期待する声が上がった。

◆開園10年と同じ日に

 我孫子市布佐の「禮和保育園」は、新元号決定を園内放送で伝えた。「園名と同じ読み方でやったと思った。みんな喜んでいる」と花嶋かをる園長。新元号発表が開園10年目の日と重なり、喜びもひとしおとなった。

 同園名は、礼と和をもって協調する大切さを説いた論語の言葉に由来。新しい時代に向け花嶋園長は「みんなが心を一つに協力して、日本が良い方向に進んでほしい」と願った。

◆練習中、監督が発表

 兵庫県西宮市の甲子園球場で行われている選抜高校野球大会で4強入りしている習志野の小林徹監督(56)は、練習を中断して選手を集め、バットで土に「令和」と書いて“元号発表”。選手に「分かっておきなさい」と伝えた。

 選手には「日頃から野球だけでなく、社会的な問題にも興味を持つように」と話しており、準決勝前日の緊張感高まる状況にも、社会学習をねじ込んだ。

 和田泰征選手(16)は「名字の『和』が入っていることに縁を感じる。平成最後の甲子園大会なので、多くの人の記憶や心に刻まれるはず。全力で優勝を狙いたい」と話した。

◆関連商品急ピッチ

 印鑑製造販売の「精美堂」(千葉市中央区)では、3月中旬から平成を消す二重線の「訂正印」と、令和元年を示す「元」の印鑑の注文や問い合わせが届き始めたという。

 新元号のゴム印は2日から、県内3店舗で販売を開始する。担当者は「元号が発表され、これから注文に来る人もいると思う。対応できるよう準備を万全にしたい」と話した。

 千葉ロフト(同区)では今月中旬から、新元号「令和」を記念したカレンダーや歴代元号を記した年表などを販売する。

 イオンリテールは、県内全店で「号外チラシ」を配布。1~3日に使えるクーポン券付きチラシを2日まで配る。5~7日は、刺し身、すし、牛肉、ワインなどが5%オフになる記念セールを開催する。同社広報は「関連イベントを企画して客に喜んでもらい、消費を喚起したい」と話した。

◆「明るく改元迎えられる」 街の声は歓迎ムード

 県民は「響きが良い」「平和な時代が続くように」と新元号に歓迎ムード。千葉市美浜区の大学4年、相川亜美さん(22)は「響きも、漢字の意味も良い。世の中のさまざまな問題が解消される時代になってほしい」と願った。

 同市中央区の高橋和弦(かいと)君(5)は、テレビで発表を見て、飛び上がって喜んだ。母の南さん(32)は「名前の漢字が使われるといいねと話していたのでびっくり。記念に号外をもらおうと千葉駅に来た」と号外を握りしめた。

 市川市の会社員、谷口一成さん(44)は「昭和生まれとして『和』がまた使われうれしい」。市原市の大学2年、宮本郁未さん(19)は「古典を由来にしたのは素晴らしい」。母の直子さん(53)は「平成への改元は自粛ムードだったが、今回は明るく迎えられる」と生前退位を歓迎した。

 中学3年の女子生徒(14)=千葉市中央区=は平成生まれと呼ばれることは「さみしい」と話した。

◆平成生まれに号外 本紙、千葉駅前などで配布

 新元号発表を受け、千葉日報社は1日午後、JR千葉駅前など3カ所で号外約1万部を配布。平成生まれの高2男子も号外を手にすると「記念になる」と笑顔を見せた。

 号外では、菅義偉官房長官が掲げた新元号「令和」の写真と共に、これまでの元号の総覧などを掲載。通行人が次々と手を伸ばした。

 号外を心待ちにしていたという会社員、前園恵子さん(66)=千葉市中央区=は新元号を「すがすがしくて響きが良い。和を重んじる日本人の心を表しているよう」と気に入った様子。平成生まれの高校2年、橋詰兼多さん(16)=同市若葉区=と城本大魁さん(16)=同市緑区=は「まったく予想していなかった。平成が終わるのは寂しいが、新元号の年は災害がない時代になれば。号外は記念になる」と喜んだ。