石田御宿町長告発へ 虚偽の答弁・記載で百条委

  • LINEで送る

 御宿町の石田義広町長が町議会に予算を全額削除された国際交流事業を独断で実施した問題を追及する同議会調査特別委員会(百条委)が21日、町役場で開かれ、虚偽答弁や虚偽記載があったとして町長を告発することを全会一致で承認した。本会議の議決を経て、千葉地検に告発する方針。同日は石田町長への5回目の尋問を行い、「町長が職権を乱用し、町政を私物化した」と結論付け、事実上審議を終結した。

 委員会では石田町長から提出された関係書類などを調査。報告書で「地方自治法や行政通則に照らして何一つ正しいものはない。法令順守の責務を果たさず、町の代表者として不適任」と非難した。

 尋問後に石田町長は「事業の違法性は全くないと考えている。偽証の認識もない」とコメント。新年度の同事業は休止する意向で、「今後は皆さまの意見を聞きながらメキシコの姉妹都市を中心に交流したい」と説明した。

 問題の国際交流事業は「日本・メキシコ学生交流プログラム」(事業費231万円)。2014年から毎年夏にメキシコの学生を受け入れてきた。18年3月議会で議会側が「町民福祉を最優先すべき」と反対し、一般会計予算案から事業費全額を削除。石田町長は予算が削られたにもかかわらず外部の資金を使って独断で事業を行い、議会の反発を受けていた。