「お疲れさま」「感謝」 流経柏応援席 拍手でねぎらう 第97回全国高校サッカー選手権

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全国高校サッカー選手権の決勝で声援を送る流通経大柏の応援スタンド=14日、埼玉スタジアム
全国高校サッカー選手権の決勝で声援を送る流通経大柏の応援スタンド=14日、埼玉スタジアム

 「お疲れさま」「ありがとう」-。14日にさいたま市の埼玉スタジアムで行われた全国高校サッカー選手権決勝。流通経大柏は2大会連続で頂点を競う舞台に進出したものの、またも2度目の栄冠には届かなかった。約1200人の生徒とOB・OGらは、スタンドから惜しみない拍手を送り激闘を戦い抜いた選手たちをねぎらった。声をからしてエールを送ったサッカー部の後輩らは「来年は自分たちが決勝で勝利する姿を見せたい」と雪辱を誓った。

 決勝の相手は全国屈指の強豪校、青森山田。試合は互いに鋭い攻撃で主導権を奪い合う展開で始まった。流通経大柏の選手が相手ゴールに迫るたびに、応援席はチームカラーの赤いメガホンで大声援を送った。

 均衡を破ったのは、J1鹿島アントラーズに入団が決まっている関川郁万選手(18)。前半32分、“超高校生級”の高さを示しコーナーキックに頭で合わせ押し込んだ。父親の能成さん(50)は「一番の強みが出た最高のゴールだった」と総立ちになった応援団とともに喜んだ。

 前半終盤に同点に追いつかれてからは徐々に相手ペースに。後半、勝ち越し点を奪われると巻き返すことができないまま試合終了。選手はピッチに立ち尽くした。

 前回大会の決勝戦で涙をのんだ宮本優太さん(19)は「気迫が伝わってくる良い試合だった。この悔しさを乗り越えれば絶対成長できる」と後輩を激励。第93回大会で3位になり、J3ザスパ草津に入団する流通経大4年の高沢優也さん(21)は「大観衆の前でプレーできたことは一生の経験になる。この時の気持ちを忘れないで」と話した。

 サッカー部2年、櫻井俊英さん(17)は「最高の舞台に連れてきてくれた先輩に感謝。お世話になってきた分、来年こそ優勝で恩返ししたい」と力強く話した。