アクセルとブレーキの「踏み間違い」高齢者顕著 千葉県警

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乗用車が店内に突っ込んだスーパー「おどや船形店」。破損したガラス部分は木の板で覆われている=15日、館山市船形
乗用車が店内に突っ込んだスーパー「おどや船形店」。破損したガラス部分は木の板で覆われている=15日、館山市船形

 千葉県警が自動車運転免許証の代理人返納を開始したのは、自主返納数の増加と、高齢者による事故が後を絶たないことなどが背景にある。県警によると、過去5年(2013~17年)に発生したアクセルとブレーキの踏み間違いによる交通事故では、全体のドライバーのうち、高齢者が占める割合が高い。

 交通総務課によると、高齢ドライバーの交通事故原因は、安全確認不足や前方不注意が多くを占める。中でも、踏み間違いが原因とみられる事故は13~17年の過去5年に毎年200件以上発生し、高齢者が3割を占める。

 県内でも今年、高齢者の操作ミスが原因とみられる事故が発生した。15日には館山市船形のスーパーで、同市の70代女性の乗用車が店舗内に突っ込み、店内にいた男女が軽傷を負った。

 館山署によると、女性はバックで出ようとした際「ギアを間違えてドライブに入れ、アクセルを踏んでしまった」と話しており、同署は女性が運転操作を誤ったとみて、事故原因を調べている。

 一方で、高齢者の自主返納数は年々増加傾向だ。17年の自主返納は約2万件のうち、高齢者が約1万9千件。16年は約1万5千件のうち約1万4千件が高齢者だった。過去5年でいずれも自主返納する高齢者は全体の9割を超える。

 県警の担当者は「急ブレーキをかけようとしてアクセルだった場合、非常に危険」と指摘。交通事故の当事者になることを避けるためにも「運転に不安を感じたら、免許を返納してほしい」と呼び掛けている。