生徒乗せ飲酒運転か 館山市立中バスの非常勤職員 

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 館山市は22日、市立中学校スクールバスの送迎運転を務める同市非常勤職員の男性(63)が、生徒を乗せる前に物損事故を起こしながら警察に届けず、生徒14人をスクールバスで送ってから館山署に通報し、同署の検査で基準値を超えるアルコールが検出され事情聴取を受けたと発表した。同署は酒気帯び状態でスクールバスに生徒14人を乗せて運転した可能性があるとみて、道交法違反(酒気帯び運転、当て逃げ)容疑で調べている。

 市によると、男性は21日に辞職願を提出したが、事実確認して処分を行う方針のため、受理していない。

 同市教委と同署によると、男性は19日午後2時半ごろ、下校する生徒を送るためスクールバスを同市湊の車庫から出して運転し、近くの市道でガードレールに接触する事故を起こした。

 警察に通報せず、市立第二中学校で生徒14人を乗せて送る際に市教委に連絡し、生徒を送り終えてバスを車庫に戻してから軽トラックに乗り換え、事故現場で同署に通報した。駆け付けた同署員がアルコール検査し、酒気帯び運転が発覚した。

 同署によると、男性は「前の晩に焼酎をロックで飲んだ」と供述。市教委に対し、反省の弁を述べているという。

 市教委は21日に男性が運転するバスを利用する生徒の保護者へ説明会を開き、謝罪。再発防止へ、バス運行前に運転手へのアルコール検査を徹底するという。

 出山裕之教育長は「生徒の生命を預かり、安全運行の義務を負うスクールバス運転手が酒気帯び状態で自家用車を運転したことは誠に遺憾。深くおわび申し上げる」とコメントした。