「許せない」リンさん両親憤り 極刑「ずっと待っていた」 松戸女児殺害公判

 「ずっと待っていた」。求め続けた死刑が求刑されると、閉廷後に記者会見したリンさんの両親は、娘のために闘ってきた長い道のりを振り返るように、少しだけ安堵(あんど)した。一方で、娘の命を奪った犯行に対し、改めて怒りをあらわにした。

 これまで公判に出廷し続けた父親のレェ・アイン・ハオさん(35)。極刑が求刑されても表情を変えなかった渋谷被告へは「最後まで認めず、許すことはできない。本当に人間じゃない」と憤った。

 娘の死の真相が知りたい。18日の論告求刑公判で改めて検察側から事件の経過が説明されると、法廷に設置されたついたて内から母親のグエン・ティ・グエンさん(31)のおえつが響いた。「すごく胸が痛かった。娘を思い出した」。娘の信頼を裏切った犯行に、母親の泣き声は止まらなかった。

 会見に臨んだ両親の前には笑顔のリンさんの写真が並ぶ。ハオさんはまだ、リンさんに裁判の報告はしていないという。「裁判員の皆さんの判決を待つしかない。(犯人を)処罰できれば早く天国に行って、また私の子どもになってほしい」。判決は来月6日に言い渡される。


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