渋谷被告、求刑に身じろぎもせず 最終意見陳述で動揺も 松戸女児殺害公判

 検察側が死刑求刑を述べた瞬間、渋谷被告の表情に大きな変化は見られず、身じろぎもしなかった。

 「陵辱の限りつくした野獣のような行為」「人間性のかけらもないと言わざるを得ない」。検察官の厳しい言葉にも反応を示さず、「被告に反省の態度はない。異国の地で殺害されたリンちゃんの気持ちは察するに余りある」「保護者会長の立場にあり、非難の程度は格段に高い」と続けても検察官の方を向きじっとしたままだった。

 しかし、最終意見陳述では冒頭で「私は無実、無罪でございます」と述べると、よどみなく言葉を並べ無罪主張をした初公判や被告人質問の時とは違い、言葉を詰まらせたり早口になるなど動揺したような様子が見られた。

 「知らないことを知らないと言ってはいけないのですか」「最初から信じて待ってくれている子ども2人のために公正な判断をしてほしい」。証言台の向こうに並ぶ裁判長や裁判員にこう訴え、一礼をして締めくくった。


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