「疑念与えた」課長更迭へ 調査委に“関係者” 市長、父親に謝罪 館山中2自殺

  • LINEで送る

父親(右)への回答書を手渡す金丸市長=24日、館山市役所
父親(右)への回答書を手渡す金丸市長=24日、館山市役所

 館山市で2008年9月に当時中学2年の男子生徒が自殺した問題で、自殺といじめの関連を調べる第三者調査委員会の事務局を務める市の担当課長男性(54)の息子が男子生徒と同じ野球部員だったとして、父親(62)が回答を求めたことについて、同市は24日、担当課長の更迭を決めた。

 金丸謙一市長は同日、父親と面会して回答書を手渡し、「疑念を与え申し訳ない」と謝罪した。

 回答書によると、法規の素養があり委員会事務処理を担えることなどから、市は担当課長を選任。その際、担当課長の息子が野球部だったことは知らされていなかったという。

 その後、野球部在籍歴について報告されたが、下級生で練習が別で男子生徒と接点がないため、当時の総務課長がいじめとは無関係で問題はないと判断。市長や副市長にも伝えなかった。

 担当課長の事務執行に関して金丸市長は「公正に取り組んでいた」と説明。調査に影響があるとの父親の指摘に対して、市は委員会が今後実施する無記名アンケートは委員会名で送付し、委員長が所属する大学へ返送してもらうことにした。

 父親は「迅速に対応していただいたのは良かったが、重く捉えているのか疑問。質問をいいように解釈して弁明しているように感じた。人間味のある対応をしてもらいたい」と批判した。