船橋の女性殺害 懲役15年を求刑 地検

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 船橋市内のホテルで昨年7月、同市の宇津木千華さん=当時(28)=の遺体が見つかった事件で、殺人罪に問われた茨城県筑西市、無職、長沢義勝被告(36)の裁判員裁判の論告求刑公判が15日、千葉地裁(金子武志裁判長)で開かれた。検察側は「動機は自分本位で身勝手」として懲役15年を求刑。弁護側は「ゆがんではいるが、愛情ゆえの犯行。懲役7年程度が相当だ」と主張し結審した。

 論告で検察側は「別れ話を切り出され、独占欲から殺害した。抵抗する被害者を押さえつけて首を絞めており、犯行態様は悪質」と指摘。また「被害者は大切な一人娘を残して逝かなければならず、家族との明るい未来が奪われた。慰謝の措置も一切とられていない」と述べた。

 一方で弁護側は「凶器を使用しておらず、計画性のない偶発的犯行」と主張。「罪を一貫して認め、被害者に不利な供述もしていない。反省悔悟しているといえる」と訴えた。

 顔をゆがめ、時折目元を拭いながら聞き入った長沢被告。最終意見陳述では「刑に服す中で、残されたご家族や娘さんに何ができるかよく考えて償っていきたい」と声を振り絞った。