2014年7月16日 15:24 | 無料公開

闘病中の子どもを楽しませるパフォーマー=県内の病院で(子ども劇場千葉県センター提供)
病魔と闘う子どもたちへパフォーマンスなどを届けている「NPO法人子ども劇場千葉県センター」(宇野京子理事長)が現在、公演に必要な資金を募るプロジェクトをインターネットで展開している。目標額の30万円まであと少し。同NPOでは広く協力を呼びかけている。
同NPOは1999年に設立され、2007年からは、県内各病院でプロパフォーマーによる公演や地域講師による工作、遊びのワークショップを開催。闘病のため長期間、病棟やベッドを出られなかったり、入退院を繰り返している子どもたちへ笑顔を届けている。
しかし、講師への謝金、機材運搬費、交通費などの経費は不足がち。今回のプロジェクトでは、今夏から秋にかけ、県こども病院(千葉市)で開催する舞台公演、ワークショップの費用を募っている。
ネットで寄付金を募るクラウドファンディングサイト「READYFOR?」に参加。8月6日まで40日間の期間内に募金目標額(30万円)を達成した場合のみ寄付が成立し、満たない場合は不成立となり、支援者に返金される。
同NPOは、活動の様子を写真などで紹介。寄付額(3千円~5万円)によって、寄託者は子どもたちの感謝の手紙やチャリティーグッズ、公演招待などを受け取れる。
宇野理事長は「多くの子どもが家族と離れるなどしながら病気と闘っている。少しでも子どもらしく、笑顔になれる時間をつくりたい」と話している。
詳しくは、プロジェクト掲載ページ(https://readyfor.jp/projects/egaonogift)か、同NPO、電話043(301)7262。