2025年1月12日 18:00 | 有料記事

授業中に配布されたプリントに漢字をすらすらと書いていく生徒もいた
日本語指導が必要な「外国にルーツがある子ども」の急増に伴い、学校現場への対応の遅れが課題となっている。文部科学省の調査では、外国籍などの子どもたちは2023年5月時点で6万9千人に上り、1991年度の調査開始以降で最多となった。千葉県内でも日本語指導が必要な児童生徒数は増加傾向にあり、こうした子どもたちの受け皿の一つとなっているのが公立学校。ただ、多様なルーツを持ち、日本語の習得度が異なる彼らの指導は困難が伴う。現場の日々の判断や「頑張り」に委ねられている部分が多く、日本人より退学率の高さも際立っているとのデータも。外国ルーツの子どもが多く通う県内の定時制高校で指導の現状を取材した。(デジタル編集部・町香菜美)
親がビザを取り来日「ひらがなカタカナも分からなかった」
「月曜日」「女子学生」「火事」―。国語の授業中、配布されたプリントの漢字の書き取り問題をすらすらと解いていたのは、3年前にネパールから来日した男子生徒(16)。「親がビザを取ってきた。日本に来るとは思わず、ひらがなカタカナも分からなかった」。最初はゼロからの勉強だったと打ち明ける。今では日本語の会話もスムーズで、記者の質問にもよどみなく答えてくれた。
一方、「漢字が苦手 ・・・
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