2024年5月12日 05:00 | 有料記事

遺児家庭の母親がつづった作品を掲載している「あしなが育英会」の作文集
病気や災害、自殺で親を亡くした生徒らに奨学金を給付する「あしなが育英会」(東京都千代田区)が、12日の「母の日」に合わせ、遺児の母親たちの作文集「いつか逢(あ)う日まで」を発行する。千葉県内の母親も心情をつづった昨秋の第1集に続く完結編で、育英会は2冊を希望者に無料で配布している。
育英会によると、新型コロナ禍や物価高騰の影響で、遺児家庭では苦境が続いている。今春の高校奨学金予約採用の申請データに基づく集計で、遺児家庭の平均年間所得は139万円で保護者の52%が「病気」「病気がち」であることなどが分かった。一方、今春の高校奨学金採用率は資金不足のため過去最低の45・3%で、千葉県内でもこれまでに最も多い60人が申請したが、33人が不採用となった。
コロナ禍中、育英会は遺児家庭の母親を対象にしたアンケート調査を実施。「生活費のことが頭から離れず不安で眠れない」「何でもかんでも値上がりで、一家心中した方がいい」といっ ・・・
【残り 559文字】




