利用者トイレ中の写真をライングループに 船橋の福祉施設チーフ職員 市、虐待の可能性調査

船橋市車方町にある「ゆたか福祉苑」=28日(画像は一部加工してあります)
船橋市車方町にある「ゆたか福祉苑」=28日(画像は一部加工してあります)

 船橋市の重度知的障害者向け生活介護事業所「ゆたか福祉苑」で、男性職員が業務連絡に使用していたライングループに排せつ中の利用者の写真を掲載していたことが28日、事業所を運営する社会福祉法人「さざんか会」(同市)への取材で分かった。同市障害福祉課は通報を受け、虐待の可能性があるとして調査している。

 同法人によると、事業所は約70人の知的障害者が利用する通所型の施設。利用者は五つの班に分かれ、日中の生活全般の支援を受ける。1班はリーダー、チーフ、スタッフ数名の職員で構成され、写真を送信した男性職員はチーフだった。

 男性職員は昨年、ズボンと下着を下ろし、便器に腰かけた男性利用者の写真や、男性の顔に加工を施した写真をライングループに複数枚掲載していた。

 同法人は9月、内部告発による通報で同課が調査に入りライングループへの掲載を知ったという。男性職員は現在も事業所に勤務していて、市の調査結果を踏まえ処分を検討するという。

 同法人の担当者は「(職員の行為は)プライバシーや人権を侵害する虐待。真摯(しんし)に受け止め二度と起こさないようにしていきたい」と話した。

 同課は事業所で虐待があったか調査している。障害者虐待防止法に基づき、同法人に経緯などをまとめた報告書の提出を求めている。

 同課は今後、調査や報告書の内容から、虐待が行われたと判断されれば、同法に基づき勧告や認可取り消しなどを行う。調査結果を公開するかは、結果次第だという。


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