被災幼稚園に手作りいす あす宮城へ、園児と交流も 市川工高・インテリア科の6人

宮城県の被災幼稚園に製作した子ども用いすを届ける県立市川工業高校インテリア科の生徒たち=市川市平田3の同校
宮城県の被災幼稚園に製作した子ども用いすを届ける県立市川工業高校インテリア科の生徒たち=市川市平田3の同校

 東日本大震災で被災した幼稚園に、手作りの子ども用いすを届けようと、県立市川工業高校(市川市平田)インテリア科の生徒6人が28日、宮城県東松島市の私立のびる幼稚園へ出発する。同園へのいす寄贈は昨年に続き2年目。昨年は同科の教諭が単身現地を訪れたが、今年は製作した生徒たちが初めて被災地に足を運ぶことになった。小さないすを通して生まれた千葉の高校生と被災地の園児たちの絆は、歳月とともに薄れることなく、成長し続けている。

 あれから1年。同園では園舎再建のめどが立ち、さらに30脚が必要になった。この話を聞いた同校では、授業で作った15脚のほかに、生徒たちが夏休みを返上してさらに15脚を製作。昨年の活動が優れた教育活動として注目されたこともあり、同校後援会の全面援助の下、今年は1泊2日の日程で生徒6人の被災地訪問が実現することになった。

 いすは木製で、背面に「市工」の焼き印入り。園児たちが安全に使えるよう、生徒たちが丹念にヤスリをかけ滑らかな表面に仕上げた。


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