2022年6月15日 05:00 | 無料公開

オオガハス
千葉市では、オオガハスを「友好と平和の使者」として分根をしている。中学生が見つけた1粒のハスは国内外の約200カ所へと広がり、古代ロマンを秘めた花蓮として世界で親しまれている。
提供する蓮根は、例年3月ごろに千葉公園で行われる植え替えで確保する。
分根の条件は▽公共性・公益性のある団体▽栽培場所に公開性▽継続的管理が可能(系統保存のため果托を必ず切除など)▽第3者への分根または種子の譲渡の禁止―など。県内外の役所や公民館、学校のほか、米国、韓国、スイスなどにも渡っている。
オオガハスは千葉市が1993年に政令指定都市になった際に「市の花」に指定された。「加曽利貝塚」「千葉氏」「海辺」とともに都市アイデンティティを形成する地域資源としており、市緑と花の推進室の高瀬健さんは「千葉市の誇りであるオオガハスの美しい花の日毎の色の変化と、さわやかな芳香を、世界中の人々に楽しんでいただきたい」と話している。





