スピード楽しむ新競輪 華やかな演出やアートも TIPSTAR DOME CHIBA(千葉市中央区)【ふさの国探宝】

 千葉市中央区に誕生した競輪場「TIPSTAR DOME CHIBA(ティップスタードームチバ)」。時速80キロを超えるスピード重視の競輪が楽しめるだけでなく、写真映えするフードや、レーザーによる派手な演出などもあり、これまで競輪になじみのなかった家族連れや若い女性客らも訪れている。

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 千葉市中央区の千葉競輪跡地に自転車競技用のドーム施設「TIPSTAR DOME CHIBA(ティップスター ドーム チバ)」が新しく誕生し、新しい競輪「250競輪(PIST6 チャンピオンシップ)」が開催されている。これまでの「ギャンブル」のイメージとは一線を画すスポーツとしての競輪が楽しめる。最新の音響設備やレーザーなどによる華やかな演出や、SNS映えするフードの販売もあり、これまで競輪になじみのなかった若い世代や家族連れでにぎわっている。

 千葉公園内で1949年に始まった千葉競輪事業。一時は施設の老朽化と売り上げの低迷で、市が2017年度末での競輪の廃止方針を決定したが、運営を委託する日本写真判定(東京都、現JPF)が国際レースができる規格の木製バンクを備えた屋内施設に自社負担で建て替えるなどの再整備案を提案。競輪事業継続へとかじを切った。

 今年5月に完成した同ドームは地下1階・地上4階建てで、JPFが約80億円で整備。国際規格に沿った1周250メートルの木製バンクは、橋やビルの建設にも使われるほど強度のあるラミネート合板を使用。世界 ・・・

【残り 1272文字、写真 5 枚】



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