千葉女子高でコロナワクチン接種進む 医療機関と独自連携、県立校で初 時間割変更など配慮も

新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける県立千葉女子高の生徒=27日、千葉市稲毛区の稲毛サティクリニック
新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける県立千葉女子高の生徒=27日、千葉市稲毛区の稲毛サティクリニック

 千葉市稲毛区の県立千葉女子高校で、民間の医療機関と連携した新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいる。若者の接種率を上げようと医療機関側が提案した。県によると、こうした独自連携によるワクチン接種は県立校では初。接種は今月1日から始まり、27日時点で希望者の96%に当たる511人が2回目の接種を終えた。

 若者のワクチン接種が進んでいないことを危惧した「稲毛サティクリニック」(同区)の医師が、連携して接種を行うことを同校に提案した。県によると、県内10代の感染者数は減少傾向にあるものの、15~19歳のワクチン接種率は「1回が約43%」にとどまり、他年代と比較して低い。

 接種券の発送や予約の開始は年代の高い順に行われることが多く、同校でも「接種したくても予約が取れず困っている」との声が多かった。

 27日は、昼休みの時間を利用して生徒が同クリニックを訪問。養護教諭など8人の職員が誘導や接種済み証の返却を行うなどスムーズな接種に協力し、約1時間で終えた。

 同校によると、全校生徒899人のうち533人が接種を希望し、同日までで計511人が2回目までの接種を完了した。

 学習活動に影響が出ないよう、接種後の時間割を変更したほか、接種を希望しない生徒への差別や同調圧力が起きないよう、配慮を求める呼び掛けも行ったという。

 接種を受けた3年の保坂明日那さん(17)は「友達と一緒に受けられたので安心だった。副反応が不安だったが、時間割を変更してくれるので、接種してよかった」とほっとした様子で話した。


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