いすみの新たな特産品に トラフグ稚魚放流 伊勢エビやマダコに続け!

バケツリレーしたトラフグの稚魚を放流用水槽に移す漁業関係者=いすみ市
バケツリレーしたトラフグの稚魚を放流用水槽に移す漁業関係者=いすみ市

 いすみ市の塩田川河口で、地元の漁業者約80人がバケツリレーでトラフグの稚魚を放流した。

 千葉県水産総合研究センター(南房総市)による試験放流で昨年に続き2回目。トラックで運んできた8センチほどの稚魚約2万匹をバケツに移し、夷隅東部漁協(いすみ市)所属の漁業者が放流ホースにつながった水槽まで何度も手渡しリレーをした。

 同漁協では11月~翌年3月、はえ縄漁船7~8隻がトラフグ漁をしている。近年になって徐々に漁獲量が増え、ここ3年は年間15~16トンの水揚げがあった。2キロ前後の魚体が多く、市場関係者からは「身がしっかりしている」と評価が高まっているという。

 市内にトラフグを食べられる料理店はまだ少ない。凶暴なトラフグを扱うのは大変だが高値で取引されるため、漁業関係者は伊勢エビやマダコに続く特産品にしたい考え。同漁協小型船組合長の石渡正幸さん(68)は「簡単にはいかないだろうが、将来的にトラフグのブランド化ができれば」と話した。


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