古民家再生、一棟貸宿に 多古「大三川邸」12日オープン 蔵で映画鑑賞やヨガも

和洋折衷のリビングルーム=多古町飯笹の大三川邸
和洋折衷のリビングルーム=多古町飯笹の大三川邸
オープンを記念してテープカットが行われた
オープンを記念してテープカットが行われた

 多古町は千葉県内最大級の古民家をリノベーションした一棟貸宿「大三川(おおみかわ)邸」を12日に開業する。日本の原風景が広がる田園地域に位置し、落ち着きのある内装が贅沢(ぜいたく)な時間を演出する。町は観光客らの宿泊利用を通じて、交流人口の増加を目指す。

 大三川邸は150年以上の歴史がある古民家で、江戸時代の大三川家は農業を営みながら名字帯刀が許されていた。

 町地方創生課によると、古民家再生は、国の地方創生推進交付金事業である「農あるまちづくりプロジェクト」の一環として行い、事業費は5500万円。リノベーションの監修と運営はプロポーザル方式でマイナビ地域創生を選んだ。

 床面積約226平方メートルの母屋は、最大8人まで宿泊できる。リビングでは、古民家の古材から作った家具と現代家具の和洋折衷を楽しめる。鉄板焼きができるスペースもある。併設の蔵は映画鑑賞やヨガなど多目的に使用可能。地上約20メートルの高さから田園風景を望める露天風呂も用意されている。

 オープン前に開かれた内覧会では、所一重町長が「宿泊施設がほとんどないことが町の課題だった。緑豊かな自然と農産物をPRし、多くの人に利用してもらいたい」とあいさつ。マイナビの中川信行社長は「成田空港から近くインバウンドの客も使いやすい。町の発展に寄与していきたい」と話した。

 6月末まではオープン記念価格として1泊2日で9万9千円、休日12万1千円で案内する。問い合わせはマイナビ地域創生(電話)0120(941)203。


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