コロナ差別許さない!! 千葉敬愛高、シトラスバッジ着け卒業式  プロジェクト賛同し寄付も

プロジェクトに賛同しバッジ購入費の一部を四街道市に寄付する生徒有志=同市(千葉敬愛高提供)
プロジェクトに賛同しバッジ購入費の一部を四街道市に寄付する生徒有志=同市(千葉敬愛高提供)

 千葉敬愛高校(四街道市)の3年生が、新型コロナウイルス感染者らを差別しない運動「シトラスリボンプロジェクト」の象徴となるリボン形ピンバッジを着けて、1日に開かれた卒業式に出席した。生徒たちは市のコロナ対策に役立ててもらおうと、バッジ購入費の一部を寄付した。

 同校の行方晋教諭(45)によると、運動に賛同したのはクラス担任を務める3年生37人。行方教諭が顧問をしている男子ソフトボール部員14人も加わった。コロナ禍での差別を知る中、昨年12月にプロジェクトについて話をする機会があり、その後生徒らが無料通信アプリ「LINE(ライン)」で互いの考えや思いを出し合い、2月に長野県の会社からリボンマークのピンバッジ計60個分(1個440円)を購入した。

 行方教諭は「生徒たちが自分たちで考え運動に共感してくれた」と説明。また本来は売上金の一部として、バッジ1個に付き100円が同県の支援団体に寄付されるが、購入先の社長から学校のある四街道市への寄付を勧められたという。

 卒業式後、3年の稲村裕輝さん(18)と金子ひめかさん(18)、同部員で2年の板鼻栄太さん(17)と吹原拓実さん(17)の4人が市役所を訪れ、寄付金を手渡した。金子さんは「私たちはコロナの影響で多くのイベントが中止になった。母校のある四街道の医療従事者への少しでも助けになれば」と話した。

 プロジェクトは感染者や医療従事者らを差別したり偏見を持ったりしない意思表示として、愛媛県の有志らがリボンを身に着け、思いやりを示そうと呼び掛けたのが始まり。特産のかんきつ類をイメージした黄緑色のリボンの三つの輪は「地域」「家庭」「職場・学校」を表している。


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