「地域づくり基金」設立へ 市民の寄付金で財団法人 県内初

基金への協力を呼び掛ける関谷准教授(右)=11日、千葉市中央区の千葉県庁
基金への協力を呼び掛ける関谷准教授(右)=11日、千葉市中央区の千葉県庁

 市民からの寄付金を原資とする財団法人「ちばのWA地域づくり基金」が、千葉市美浜区に近く設立される。設立準備会は11日、会見を開き、代表の関谷昇千葉大准教授(40)が「少子化高齢化、グローバル社会による諸問題への取り組みは、行政だけでは限界がある。市民による地域づくり活動を市民の手で支えていきたい」と基金への協力を呼び掛けた。一般市民から寄付金を募って設立する「市民立」の財団法人は県内初という。

 基金は、助成を求める地域づくり団体の事業実績、情報開示への取り組み、社会における事業必要性などを審査。企業や市民からの寄付を受け、団体への支援を実施する。NPOだけでなく、商店会や自治会など地域団体による地域づくりの取り組みも支援。団体間の連携や積極的な情報開示を促し、市民活動を活性化させる狙いがある。寄付額の10~20%が運営手数料となる。

 これまでに約170人と17団体から約430万円の寄付が集まり、一般財団法人として設立するめどが立った。4月中に登記し、今秋、寄付者が税制面で優遇を受けることができる「公益財団法人」の認可を受ける見込み。


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