かわいい絵本ができるまで チーバくんの生みの親・さかざきちはるさん企画展 市川

絵本の制作過程を立体的に紹介する展示=市川市
絵本の制作過程を立体的に紹介する展示=市川市
絵本の制作過程を紹介する企画展=市川市
絵本の制作過程を紹介する企画展=市川市

 千葉県のキャラクター「チーバくん」をデザインした市川市出身のイラストレーター、さかざきちはるさんの企画展「さかざきちはるの本づくり展 手のひらサイズの大冒険」が市川市文学ミュージアム(同市鬼高)で開かれている。一冊の絵本が出来上がるまでの過程を分かりやすく紹介している。来年1月31日まで。

 さかざきさんは、チーバくんのほかにJR東日本の「Suicaのペンギン」など数多くのキャラクターをデザイン。シンプルな色使いで描かれる愛らしいイラストが人気で、絵本も手掛けている。

 企画展開催に合わせて、絶版になっている絵本「ぴーちゃんの歌」(2000年、青春出版社)を再編。同絵本は文鳥との日々がつづられており、今回は主人公をペンギンに代えて新たに「ぴーちゃんと私」として描き下ろした。

 会場には、さかざきさんのイラストを特徴付けている黒い線が実際に引かれており、来場者はその線に導かれるように「ぴーちゃんと私」の作画から製本までのプロセスをたどれるよう工夫されている。最初に言葉を選ぶ過程やイラストの描き方、色や素材にこだわった「造本設計」などを丁寧に紹介。紙の本ならではの魅力を伝えている。

 同館の学芸員、益子ゆらぎさんは「子ども向けである絵本の製本技術を知ることができ、大人も楽しめる。製本過程に着目してほしい」と話している。

 企画展は1月31日までの平日午前10時~午後7時半(土日祝は午後6時)。原則月曜日休館。一般500円、高大生250円、中学生以下無料。問い合わせは同館(電話)047(320)3334。


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