護岸に鮮やか壁画アート 小学生やアーティストが海の生き物描く 南房総

護岸に描いた海の生き物に色を塗る子どもたち=31日、南房総市千倉町
護岸に描いた海の生き物に色を塗る子どもたち=31日、南房総市千倉町
アーティストらによって再整備が進められている海岸護岸=31日、南房総市千倉町
アーティストらによって再整備が進められている海岸護岸=31日、南房総市千倉町

 海沿いの新たな観光スポットを生み出そうと、南房総市千倉町の護岸で31日、壁画アートを制作するワークショップが開かれた。市内小学生や南房総ゆかりのアーティストらが参加し、真っ白な壁面にタコやクラゲなどさまざまな海の生き物を描き上げた。

 同市千倉町の川口区から大川区約1・4キロに及ぶ海岸道路護岸の劣化した壁画を再整備し、魅力的な観光資源をつくろうと市が進める「ちくら海の壁画再生美プロジェクト」の一環。昨年8月に地域づくり協議会や地元アーティストらによる実行委を立ち上げたが、房総半島台風(台風15号)の影響でプロジェクトが延期となっていた。

 この日は、実行委員でイラストレーターの山口マオさん(61)ら地元ゆかりのアーティストが、児童と共に壁画アートを制作。海の生き物や花をテーマに、自由な発想で色を塗っていった。千倉小4年の山口宙君(9)は「自分の好きな魚やヒトデを描いた。目を描くのが難しかったけど楽しかった」と話した。

 護岸では今後、米ハリウッドで活躍した地元出身の映画俳優、早川雪洲の肖像画などさまざまな作品を制作する予定。山口さんは「30年前の子どもたちが描いた壁画をリニューアルし、より面白いものを作っていきたい」と述べた。


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