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がん患者への接し方体験談交え解説 花木裕介さん(柏市)ハンドブック刊行

一般社団法人がんチャレンジャー代表理事の花木裕介さん(本人提供)
一般社団法人がんチャレンジャー代表理事の花木裕介さん(本人提供)

 一般社団法人がんチャレンジャー(柏市)は「がん罹患(りかん)者にかかわる方必携『寄り添い方』ハンドブック」=写真=を刊行した。

 執筆者は花木裕介さん(41)。医療関連サービス会社に勤務する傍ら、同法人の代表理事を務めている。花木さんは2017年に中咽頭がんを発症。復職後、自らのキャリアアップと、病気に苦しむ人を支えたいという思いから、19年11月に同法人を設立した。

 冊子では、罹患者視点から患者との接し方を紹介。花木さん自身がうれしかった声掛けや行動、反対に患者を苦しめてしまう可能性のある言動などを、実体験を交えながら解説している。章の間には、厚生労働省の委託事業「がん対策推進企業アクション」の認定講師らの体験談も掲載。「がんは個人差があるため、色んな属性の人から話を聞いたほうがより説得力がある」と考え、寄稿を依頼したという。

 一章は「やっていませんか? こんなコミュニケーション。」と題し、患者と接する上で気をつけるべき言動を、具体例を交えながら解説。“良かれと思って”の行動は患者にとってむしろ負担やストレスになることもあるという。花木さんは「相手の立場を思って、距離感を自分で意識しながら関わって」とアドバイスする。

 企業やがんサバイバーのほか、看護師や薬剤師への教育の参考にしたいという医療機関からも配布依頼が来ているという。花木さんは「病気は支え合い。自分がいつ支える側・支えられる側になるかわからないからこそ、相手の立場に立った関わり方を、自分の経験を通して伝えたい」と話している。

 A5判、66ページ。企業や団体に最多3部まで、在庫のある限り無料配布する。個人にはPDFファイルを送付。申し込みは「がんチャレンジャー」の公式ホームページから。

(溝口文)


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