佐原三菱館を応急修理 県文化財、震災で損壊 香取市28日まで

応急の補修工事が始まった県有形文化財「佐原三菱館」=7日、香取市佐原イ
応急の補修工事が始まった県有形文化財「佐原三菱館」=7日、香取市佐原イ

 東日本大震災で被災した、県の有形文化財に指定されている香取市の「佐原三菱館」の応急工事が始まった。ひび割れた外壁のタイルなどを補修する。またフェンスで囲っての打診調査も、文化財専門の業者が担当し初めて実施する。工事費の約120万円は市の一般財源を充てるという。28日まで。

 建物は、1914(大正3)年に川崎銀行佐原支店として建設。県内でも有数の明治期の洋風建築で、イギリスから輸入したれんがを使った2階建ての洋館。内部は吹き抜けになっており、2階周囲に回廊がある。また、屋根は木骨銅版ぶきで、正面建物隅にはドームを設けてある。

 89年3月に市に寄贈され、91年3月に県文に指定された。現在は観光案内所として利用されていたが、震災後、使用ができなくなっていた。


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