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山岳事故備え救助訓練 鋸山・石切場跡で20年ぶり 富津市消防署

鋸山の垂直に切り立った崖を担架を抱えて降下する救助隊員=富津市
鋸山の垂直に切り立った崖を担架を抱えて降下する救助隊員=富津市

 近年のハイキングブームや秋の行楽シーズンに伴う遭難や事故に備え、富津市消防署(牧野安浩署長)の救助隊員が、山岳救助に必要な基本技術の向上と効果的な救出方法の習得を目指し、同市金谷の鋸山でロープレスキュー訓練を行った。

 ハイキングコースが整備されている鋸山では、年間3~4件の救助要請がある。低山の手軽さゆえに装備が甘く、脱水状態やけがで動けなくなる登山者のケースが目立つ。

 訓練は、かつて房州石を産出した石切場跡の絶壁で実施。牧野署長が「実戦的な訓練となる。今後の現場活動に生かせるようにしてほしい」と訓示し、隊員たちは垂直に切り立った崖の上からロープで降下したり、崖下から要救助者役を担架に乗せて引き上げたりして、緊急事態に備えた手順を確認した。

 石切場跡での訓練は20年ぶり。当時は救助隊員として訓練に臨んだ消防司令補の鈴木淑之隊長(50)は「岩や木を利用し、見下ろすときの緊張感もあり、普段の訓練塔では味わえない訓練。若い隊員に経験値を向上してほしい」と見守っていた。

 訓練は、救助隊員15人が交代しながら3日間続いた。


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