全自動PCR機導入 松戸市立総合医療センター 検査時短、技師リスク減 地元メーカー製造

松戸市立総合医療センターが導入した全自動PCR検査装置=松戸市
松戸市立総合医療センターが導入した全自動PCR検査装置=松戸市

 松戸市立総合医療センターは、新型コロナウイルス検査体制の拡充に向け導入した全自動PCR検査装置を報道機関に公開した。

 装置は市内に本社のある精密機器メーカー「プレシジョン・システム・サイエンス」が製造した。一度に最大12検体を自動で検査でき、検査時間の短縮や検査技師の感染リスク減が見込まれる。同センターは救急患者向けに活用後、行政検査のドライブスルー検査や患者の手術前検査にも活用したい考えだ。

 装置は約980万円。検査にかかる時間は約3時間で、これまで検体採取日の翌日になっていた判定が短くなり1日3回転の運用が可能という。

 同センターは3次救急病院。烏谷博英病院長などによると、コロナの疑いのある患者が運び込まれた際、感染の判定に時間がかかると病床が埋まってしまい医療活動に支障が出る可能性がある。できるだけ迅速に判定を行えることが求められていた。

 当初は民間検査機関にPCR検査を依頼し、その後、簡易的な検査機器を導入していた。今回の自動検査装置の特徴は、鼻の奥から検体を採取する方法は同じだが、作業工程が減ることで職員のリスクが減り、検査精度が高まることという。

 烏谷病院長は「『実は陽性だった』という事態を避けたい」と述べた。


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