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身近に頼れる存在に 流山の車いす修理ボランティア 早川亀雄さん(74) 【ひと模様】

 市民に無料で車いすを貸し出す流山市社会福祉協議会に出向き、ボランティアで車いすの点検・修理をしている。

 90台ある車いすは、退院時や障害者団体の旅行、児童生徒への福祉教育などさまざまな目的に利用される。2週間以内の短期から、半年以内と長期間貸し出される場合もあり、不具合の発見や整備は欠かせない。

 昨年4月、市内の高齢者施設で車いすが壊れて困っているのを目の当たりにしたのがきっかけ。「まちの自転車販売店が減り、福祉施設で車いすに不具合が生じたときに身近に頼れる存在がいない」と知り、活動の場がないかとボランティアセンターに問い合わせ、市社協を紹介された。

 IT関係の会社を退職後、市内のボランティアグループ「流山おもちゃ病院」に参加。おもちゃを修理する活動に10年以上携わっている。「子どものころから機械いじりが好きだった。家族の自転車を直したり、おじの影響で真空管ラジオを自作したりした」

 活動は月1回。返却された車いすを掃除し、状態を確認する。修理で多いのはブレーキの不具合や車輪・車体のゆがみ。ブレーキは女性でも握りやすいよう調整する。

 部材が必要なときはホームセンターやネットで探すなど品質を維持しながら、できるだけ費用を掛けない方法を工夫する。加工が必要な際は友人から研磨機を借りている。

 「ねじ一本外れていても、けがのリスクがある。いつでも安全・安心に使える状態にするには常日ごろ整備しておくことが必要」と強調する。

 「車いすの修理を頼める人が身近にいなくて困っているのは流山だけでないと思う。同じような活動をする人が増えればうれしい」


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