給食パン原料を活用 フードロス防止へ一役 千葉市花見川区・川島屋

学校給食パン用食材で作ったコッペパンやレーズン食パンを販売する店員=千葉市緑区の石窯パン工房ル・マタンおゆみ野店
学校給食パン用食材で作ったコッペパンやレーズン食パンを販売する店員=千葉市緑区の石窯パン工房ル・マタンおゆみ野店

 製パン会社の川島屋(千葉市花見川区)は今月から、小中学校の長期休校で行き場を失った学校給食パン用の食材を県学校給食会から買い取り、コッペパンやレーズン食パンに加工する取り組みを始めた。同社が運営する「マロンド」や「石窯パン工房ル・マタン」で販売している。

 学校給食のパンは、県学校給食会が購入した小麦粉や米粉などのパン専用粉やマーガリンなどの食材を使い、川島屋などの指定業者が製造してきた。ただ、3月から休校が続き給食再開のめどが立たない上、食材の賞味期限も迫る中、フードロスを防ぐため同給食会は同社に買い取りを依頼した。

 同社が販売するのはコッペパン5本入り(税抜き350円)とレーズン食パン1斤(同300円)。購入時に、県の子育て家族応援カード「チーパス」を提示するとコッペパンは100円引き、レーズン食パンは50円引きとなる。

 同社の川島隆弘社長は「フードロスを防ぐため、できることがあればと思い食材を購入した」と強調。千葉市緑区の石窯パン工房ル・マタンおゆみ野店を訪れた同区の主婦、若菜由子さん(44)は「子どもが幼稚園の給食でパンを食べていたので、コッペパンで卵サンドを作ってあげたい」と話した。


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