困窮家庭へ食材支援 松戸市職員、持ち寄り提供 【新型コロナ】

松戸市職員対象の緊急フードドライブで集まった食料品=松戸市
松戸市職員対象の緊急フードドライブで集まった食料品=松戸市

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で食事の確保が困難になった生活困窮家庭を支援しようと、松戸市は30日、市職員対象に家庭にある食料品を持ち寄ってもらう緊急フードドライブを行った。市役所で集めた食材を、物流拠点のフードバンクや子ども食堂を通し各家庭に届ける。

 この日は昼食時と夕方の2回実施。米90キロや缶詰などの食材のほか、手作りの布マスク40枚、洗剤などが集まった。密集状態を避けるため各課で提供品を取りまとめ持参してもらう方法を取った。5月1日も実施する。

 配布先は東葛地域の子ども食堂ネットワークが立ち上げた「とうかつ草の根フードバンク」や市社会福祉協議会などを予定。各家庭で近くの子ども食堂に問い合わせてもらい、食堂を通し届ける。

 市によると、20件弱ある市内の子ども食堂の大半は外出自粛の影響で活動を休止せざるを得ない状況に陥っている。それでも手作りの弁当や食材を提供するなど生活困窮家庭への支援を続けている。

 市内の子ども食堂関係者によると、「3日間食べていない」と市に相談を寄せた乳児を抱える女性に食材を提供するなど、新型コロナ禍でも食堂の果たす役割は高まっている。

 苦境を知った慈善団体や企業から野菜などが寄付されたり、松戸や流山両教育委員会から学校給食で使用するはずだった食材の提供があるという。


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