新型コロナウイルス情報

シルバー女性会員が手作りマスク量産 福祉・教育施設に配布 山武市

マスクを作るメンバー。晒を切って折り重ね、アイロンで蛇腹を付けてからミシンでゴムひもごと縫い付ける=山武市
マスクを作るメンバー。晒を切って折り重ね、アイロンで蛇腹を付けてからミシンでゴムひもごと縫い付ける=山武市
すみれサークルの本格仕様の手作りマスク
すみれサークルの本格仕様の手作りマスク

 新型コロナウイルスの感染拡大による深刻なマスク不足で入手が困難な状況が続く中、手に入らないなら自作しようと「山武市シルバー人材センター」(藤田進久会長)の女性会員グループが動き出した。薄い布をたたみゴムを付けたシンプルな構造だが、顔が疲れないよう着け心地にもこだわった本格的な仕上がり。市を通じて市内の福祉施設などに配布している。

 マスクを手作りしているのは手芸が得意な会員15人が集まる「すみれサークル」の有志5人。普段は月に2回ほど集まり、市内イベントで販売する帽子やバッグ、タオルマスコットなどを手作りしている。3月になって市から打診を受け、初めてのマスク作りに取り組むことになった。

 同サークルのマスクは、晒(さらし)を3枚重ねにして左右から2本のゴムひもをミシンで縫い付ける。縫う前にはアイロンで3段の蛇腹加工も施しているため顎まですっぽり覆うことができる。数パターンの試作を経て、量産化しやすいようできるだけ工程を減らした一方、布の枚数やひもの締まり具合なども改良を重ねた。

 3月23日に350枚を納品。さらに千枚を納める計画で急ピッチで作業を進めている。市はこれらを高齢者などの福祉施設や教育機関に配布している。

 藤田会長は「会員の趣味を生かしてコロナ禍に貢献できることは喜ばしい。丈夫に手作りしているので洗って繰り返し使ってもらえたら」と話した。


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