「今年は競技で勝負」 芸能活動通し楽しさPR ボディーボード 白波瀬海来さん 【日本一のサーフタウンへ 五輪待つ一宮町】(4)

波に乗れば、満面の笑み=一宮町
波に乗れば、満面の笑み=一宮町
「ボディーボードの人気を取り戻したい」と話す白波瀬海来さん
「ボディーボードの人気を取り戻したい」と話す白波瀬海来さん

 タレント、モデルとして活躍する白波瀬海来(しらはせ・かいら)さん(22)は、一宮町に移住して約1年。「芸能活動を通して、サーフィンの魅力を発信したい。ボディーボードの競技人口を増やす手伝いがしたい」

 高校時代は競泳で県総体でも上位に入ったスイマー。卒業後、千葉市中央区でサーフショップ「SABBIA SURF」を営む父親の靖さん(60)に相談し、ボディーボードに挑戦した。高校在学中に始めた女優業は、2015年に映画の主演に抜てきされるなど順調だったが、趣味だったはずのボディーボードにはまる。大会に出場して好成績を残し、長期間の撮影が終わったのを機に、所属事務所を退所して競技中心の生活に変えた。「軽い気持ちで始めたが、波に乗るのがとにかく楽しくて」

 ボディーボードの魅力を「誰でもできる」と「大きな波に乗れる」の対照的な二つを挙げる。「経験者がついていれば、すぐにできるし、けがも少ない」「サーフボードでは危険な波でも乗れる」。本格的にサーフィンをする入り口として体験するのもいいと話す。

 選手として壁も経験した。「始めて1年半で全日本(NSA選手権)の準々決勝に進み、喜んで調子に乗ってしまった。さぼったら、たちまちうまくいかなくなった」。ただ好きだったボディーボードがつまらなく思えるようになった。それでも「あきらめたくない」と奮起し、技術を磨いて、昨年の全日本は2位。「努力しなければいけない年に、結果を出せて良かった」と振り返る。

 ボディーボード人気は停滞気味。「10年前くらいはボードの入荷が間に合わないほどだったのに、2年続けて日本から女子の世界チャンピオンが生まれても、ほとんど話題にならない」。SNSを使ってPRに努めているが、「もっといろいろ宣伝しないと」。

 これまでの経験から「競技と芸能活動の両立は難しい」と実感。「ボディーボード、サーフィンのすばらしさを多くの人に知ってもらう仕事をするために少しでも有名になりたい」。東京五輪も開催される今年1年を『勝負の年』と位置付ける。「競技で結果を残し、プロ登録もしたい。サーフィンを語れるタレントになるための基盤をつくる年にしたい」


  • LINEで送る