2020夏季千葉県高等学校野球大会 あの瞬間を捉えた写真も多数

選手や住民の交流の場へ 大会機にマナー向上期待 カーニャ(フード&バー) 【日本一のサーフタウンへ 五輪待つ一宮町】(3)

世界各国のラム酒約100種を楽しめるカーニャ=一宮町東浪見
世界各国のラム酒約100種を楽しめるカーニャ=一宮町東浪見
「ラム酒の素晴らしさを伝えたい」と話す大塚峰之さん
「ラム酒の素晴らしさを伝えたい」と話す大塚峰之さん

 世界のラム酒約100種類をそろえ、滞在サーファーや近隣住民の夜の交流の場になっているのが「カーニャ」。オーナーの大塚峰之さん(46)は「昨年の国際大会(QSオープン)では、競技を終えた海外の選手が来店した。オリンピックでも来てくれたら」と話す。

 埼玉県出身で、大学時代に先輩に勧められてサーフィンを始め、卒業を待たずに大原町(現いすみ市)に移住。働きながら調理を勉強し、2005年に一宮町に店を出した。手狭になっため、12年に現在の新店舗に移る。

 都内の専門店で味わったラム酒にみせられ、こだわりのある店にしたいと決意。「ラム酒の素晴らしさを伝えたい。おいしいと喜んでもらえるのがうれしい」。ラム酒に合うイタリアン、カリブ料理を用意し、食事も楽しめるようにした。

 看板は8種類そろえたキューバを代表するカクテル「モヒート」。それぞれベースになる酒の銘柄が違い、特徴に合わせてアレンジしている。中でもさわやかに仕立てたオリジナルと、現地で味わったものを再現した「モヒートフェルテ」がお勧めという。

 開店して15年。客層が徐々に変化してきた。「年齢が上がってきた。サーファーも社会的にしっかりした感じの人が増えている」と話す。東京五輪決定後は外国人が増加。「サーフィン目的ではない観光客や、冬にスノーボードとサーフィンを両方やる人が来る」「どうやって一宮を選ぶのかが不思議。これこそ五輪効果でしょうね」

 午後5時半に開店し、11時まで営業。夜間に開いている店が少ない中で、貴重なスポット。近くの民宿、ペンションの宿泊客や、仕事を終えた常連でにぎわう。「もう少し夜に楽しめる選択肢があってもいいかな」

 「すぐ近くで世界の一流選手が競技する五輪は、ものすごいこと」と言いながらも、本番に向け「特に変わったことは考えていない。自分のコンセプトを忘れないことが大切」という。

 期待するのは地域全体のマナー向上。「無法な駐車などがまだある。大きなイベントは直すきっかけになる。子どもたちが『好きな町』と胸を張ってくれるようになってほしい」。小学生の子を持つ父親目線で話した。店は現在、冬期休業中で、19日に再開する。


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