鉄一筋の生涯と戦後復興 川鉄初代社長の業績顕彰 JFE「西山弥太郎・千葉歴史記念館」

川鉄初代社長の功績と戦後復興の歴史をたどる展示が並ぶ「西山弥太郎・千葉歴史記念館」=千葉市中央区のJFEスチール見学センター
川鉄初代社長の功績と戦後復興の歴史をたどる展示が並ぶ「西山弥太郎・千葉歴史記念館」=千葉市中央区のJFEスチール見学センター

 川崎製鉄(現JFEスチール)初代社長、西山弥太郎の生涯と川鉄千葉60年の歴史をたどる「西山弥太郎・千葉歴史記念館」が、千葉市中央区の同社見学センター内に開設された。鉄一筋に生きた企業人の業績を顕彰するとともに日本鉄鋼業の近代化を振り返り、戦後復興から高度経済成長へと歩んだ一時代の息吹が伝わる展示となっている。

 1950年8月、川崎重工業の製鉄部門が分離独立し、川崎製鉄が誕生。初代社長に就任した西山は「戦後の日本の生き残る道は重化学工業による貿易立国であり、そのためには安価で高品質な鉄を作ることが必要である」と表明し、国際競争力のある製鉄所建設を目指す。翌51年2月には戦後初の銑鋼一貫製鉄所となる千葉製鉄所を開設し、高度経済成長の波に乗って大きな躍進を遂げた。

 展示は、「鉄のパイオニア」と呼ばれた西山の73年の生涯を、銅像やゆかりの品々約200点とパネル50枚で振り返る構成だ。資料の半数近くは今年3月に閉館した神戸市の西山記念会館から移設した。


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