瓦飛び隣家被害、費用は? 台風トラブル解決します 千葉県弁護士会が迅速対応 15号受け

 身の回りのトラブルの和解あっせんや仲裁を行う県弁護士会の紛争解決支援センターで、台風15号の災害トラブルに特化したあっせん手続きとして「災害ADR」の運用が始まった。裁判より迅速かつ柔軟で負担の少ない紛争解決手段として、さまざまな問題を抱える被災者を手助けする。

 同センターは、弁護士が中立的立場で当事者間に立ち、話し合いによる紛争解決を目指す組織。台風15号が本県に甚大な被害をもたらしたことを踏まえ、同会が災害トラブルに特化したあっせん手続きの検討を進めていた。

 災害ADRでは、被災者の負担を極力軽減。原則1万円(税別)の申立手数料などが無料になり、成立手数料は最大半額に。申し込みがあれば、詳しい事情を弁護士が聴き取り、その後の申し立て手続きを手伝う「申し立てサポート弁護士制度」も設けた。同会館の本部、支部会館などの場所で原則3回以内の話し合いによる紛争解決を目指す。

 台風15号を巡っては、同会に「屋根瓦が飛ばされて隣家の壁を傷つけた。費用負担をどうしたらいいか」などといった相談が寄せられており、同会は災害ADRにより「早期かつ柔軟な解決の実現ができる」と利用を喚起。台風19号の災害トラブルの適否についても検討を進めているという。

 災害ADRの申し込み、問い合わせは同会(電話)043(227)8431、ファクス043(225)4860。


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