2019年10月10日 05:00 | 無料公開

壊滅状態となった「チャイナランタン」の撤去作業=袖ケ浦市永吉の東京ドイツ村
袖ケ浦市永吉の東京ドイツ村で、台風15号の強風で損壊したイベント「チャイナランタン」の復旧作業が本格化している。中国の伝統的なランタンの工芸作品は、ほぼ壊滅状態。11月1日から始まる予定を延期し、同23日開幕を目指して一から作り直すという。
龍門、海賊船など約40作品を園内の池に並べ、内部のLED電球を点灯させて色鮮やかに幻想的な光景を作り出すチャイナランタンエリアを新設する。昨年の初開催に続き、今年も布を張り替えるばかりだったが、台風通過後は骨組みもぐちゃぐちゃになり、無残な姿をとどめていた。
重機による壊れた展示物の撤去は4日から始まり、復旧に向けて本格的に動き出した。今後、中国から職人約60人を招き、骨組みや布を新調するなど、新しいランタンの設置を急ぐ。
11月1日からは14回目を迎えるイルミネーションがスタートする。チャイナランタンも当初は同時開催のはずだったが、23日開幕に延期して修復に全力を挙げている。
他にも施設が損壊して休止中の一部アトラクションがあるが、危険箇所を優先して復旧させ、園内は通常営業に戻っている。
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