「窓閉めても寝られない」 航空機騒音問題 熊谷市長現地視察

 羽田空港再拡張による航空機の飛行ルート変更に伴う千葉市内の騒音問題で、熊谷俊人市長は20日、市に苦情が多く寄せられている千葉市中央区の宮崎地区を視察し、地元住民と意見交換した。住民は「遮音性のある家だが、窓を閉めていても寝られない」などと、早期の改善を訴えた。

 市環境規制課によると、昨年10月21日、羽田空港の再拡張事業が完了し、4本目の滑走路(D滑走路)の供用が開始された。これに伴い、南風好天時には市の南東と北側から市上空に入り、東京湾に抜ける2ルートに変更された。

 市にはD滑走路供用開始後から今年9月末までに、計200件の苦情が市民から寄せられていた。2ルートを飛行する航空機の交差地点に近い中央区の宮崎、大巌寺地区からの苦情が多いという。

 熊谷市長は宮崎地区の住宅地を訪れ、地元の自治会長ら3人と意見交換した。3人は夜間の騒音発生が多いと指摘した上で「本当にうるさいのは月に1~2回あるかどうかだが、エンジンをふかすような音がするときは寝られない」と訴えた。


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