柏、NZ歓迎へ機運醸成 児童ら独自の「ハカ」披露 ラグビーW杯まで1カ月

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W杯1カ月前イベントでNZ国歌を歌う参加者=柏市
W杯1カ月前イベントでNZ国歌を歌う参加者=柏市
W杯1カ月前イベントで柏版ハカを披露する子どもたち
W杯1カ月前イベントで柏版ハカを披露する子どもたち

 日本で初開催されるラグビー・ワールドカップ(W杯)の9月20日開幕まで1カ月近くに迫り、「オールブラックス」の愛称で知られる強豪ニュージーランド(NZ)代表が事前キャンプを行う柏市で、機運を盛り上げる動きが活発になっている。

 市ラグビーフットボール協会は1カ月前に当たる10日夕、歓迎の気持ちを伝えようと県立柏の葉公園周辺でイベントを開いた。NZ代表は9月10~14日、市内に滞在し同公園などでトレーニングを行う。

 イベントには約100人が参加。NZ代表を象徴する黒の服を着たパレードの後、柏版「ハカ」を踊ったり、NZ国歌を合唱したりした。

 ハカはNZ先住民マオリ族の伝統的な踊り。戦場で一族のプライドを懸け行う習慣があった。現代では、NZ代表が試合前にグラウンドで披露することで知られる。

 柏版ハカはNZオークランドラグビー協会コーチのカール・ポキノさん(32)が制作した。今年3月、児童生徒にラグビーを指導するために市内を訪れた際、同協会との交流の中で柏の風土に根差したハカの制作を申し出た。

 7月に完成したハカのタイトルは「みんなの力を合わせて生きていこう」。ポキノさんは同月中旬に市内を再訪し、学校や公共施設でハカの精神や踊りを市民に伝える役を買って出た。

 この日のイベントは、指導を受けた成果などを動画に収めるのも狙いだった。子どもたちは「俺たちは太陽が昇る国の人間だ」「俺たちの強さは一人の強さでなく多くの人の強さからきているんだ」などとマオリ語で歌い勇ましく踊った。

 市ラグビーフットボール協会の吉田意人理事は「NZの文化にふれたり、オールブラックスが柏に来た記憶を残したりする意味でも、柏のハカを受け継いでいきたい。まずは小中学校の教員対象の研修会で紹介したい」と話している。

◆味覚紹介するフェア

 柏駅近くのザ・クレストホテル柏はラグビー代表の9月10日来訪に合わせ、NZ料理を提供するフェアを決勝後の11月4日まで開催する。

 NZの食材を使いランチ(3千円)とディナー(5千円)は各10食。9月21日と10月12日は特設会場で80席のバイキング(1人4500円)。いずれも税別で予約が必要。問い合わせは同ホテル「びすとろ菜」(電話)04(7146)1124(ランチ、ディナー)、営業課(電話)04(7146)1122(バイキング)。