粗大ごみ減量へ障害者施設と連携 清掃修理し販売→工賃向上 松戸市が千葉県内初

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みらいずでオフィス用品の清掃作業を行う利用者=松戸市
みらいずでオフィス用品の清掃作業を行う利用者=松戸市
みらいずに並ぶリサイクル品の家具と柳町理事長
みらいずに並ぶリサイクル品の家具と柳町理事長

 家庭から粗大ごみとして回収された、まだ使える家具などを障害者就労施設で清掃・修理し、販売する店舗「リユース工房 みらいず」が、松戸市内に開店した。ごみ減量や、障害者の工賃向上につなげるのが狙い。市の実証事業の一環で、障害者施設と連携した資源の再利用事業は千葉県内の自治体で初という。

 「みらいず」は、知的障害者などを対象に市内で豆腐の製造販売などの就労継続支援事業所を運営する社会福祉法人「まつかぜの会」が、ごみゼロの日の5月30日に開設した。

 店内には、粗大ごみのリサイクル品である食器棚やたんす、ゴルフバッグ、木製おもちゃなど家具や雑貨計100点以上が並び、新品の半額以下の安さで販売している。売り上げは利用者の工賃になる。

 事業の仕組みは、市の処理施設が粗大ごみの中から汚れや傷みの少ないものをより分け、就労施設側が無償でもらい受ける。工房内で利用者が汚れを拭いたり、表面の傷を補修したりして販売可能な状態にする。

 市は粗大ごみを焼却しており、資源の再利用は市民のリサイクル意識の高揚、焼却費用の削減になる。

 事業には、まつかぜの会と松里福祉会の2法人が参加。昨年11月から市内のイベントなどで販売し、6日間で計約250点が売れ、1200キロのごみ減量につながった。市はみらいずの開設により、年間8400キロの減量効果を見込む。

 みらいずの利用者は市内の20~50代計19人。常設店の開設による販売増で現在月2万円程度の工賃を2万5千~3万円程度に引き上げたい考えだ。

 柳町美恵子理事長は「店を構えることで大きな家具を扱いやすくなり、地域の人たちとふれあう機会が増える」と期待を込める。

 みらいずは松戸市稔台7の31の1。開店時間は月~金曜日の午前9時~午後5時、第2・4土曜日の午前10時~午後4時。問い合わせは同店(電話)047(710)7201。