氷彫刻24人が腕競う 繊細な鷲や少女像披露 柏

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のこぎりやのみを使い、氷柱から繊細な彫刻作品を削り出す出場者=柏市
のこぎりやのみを使い、氷柱から繊細な彫刻作品を削り出す出場者=柏市

 氷像作りの技術を競う「全国氷彫刻展夏季大会」の関東地区予選が、柏市の柏二番街商店街で開かれた。首都圏の一流ホテルやバーなどに勤務する料理人ら24人が出場し、人間や動物をかたどった繊細な作品を削り出した。

 競技では、高さ約1メートル、重さ約135キロの氷柱を使用。1時間の制限時間内に、のこぎりやのみで氷を削っていく。関東地区予選は2017年から同市で開催されており、審査を経て上位に入賞すると、東京で開催される全国大会に駒を進めることができる。

 出場者は大胆に氷を切り落としたり、ゆっくりと手を動かしながら細部を彫り込んだりと、真剣な表情で黙々と作業。照りつける太陽の光で氷が溶け出し、作品の一部が崩れてしまうトラブルもあったが、終了時には羽の質感をリアルに演出した鷲や、躍動感あふれる少女像など、圧巻の氷細工がずらりと並んだ。

 沿道では大勢の買い物客らが見物。「頑張れ」「あと10分!」とエールを送った。我孫子市の会社員、後藤秀明さん(36)は「硬い氷を削るので結構な力仕事だと思うが、ここまで繊細に仕上げられるのはすごい。本業がシェフやパティシエの方々だというのもびっくり。いつ練習するんだろう」と驚いていた。

 審査の結果、昨年の地区予選を制したホテルニューオータニ勤務の平田浩一さんが優勝。昨年の全国大会で優勝したホテルオークラ東京勤務の近藤卓さんは3位に入った。