リリカル部門初世界大会へ 全国冬季大会で日本一に 「楽しく踊りたい」 茂原北陵高ダンス部

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全国優勝したメンバー。前列の3人(左から羽田野さん、市川さん、大塚さん)が世界大会に出場する
全国優勝したメンバー。前列の3人(左から羽田野さん、市川さん、大塚さん)が世界大会に出場する

 茂原北陵高校(永野卓校長)のダンス部が、23日に米テキサス州ダラスで開催される世界大会に出場する。ゆったりした曲に乗せて優雅に踊る「リリカル部門」では初の出場。チームを組む市川奈央子さん、大塚恭子さん(以上2年)羽田野祐子さん(1年)の3人は「楽しく踊って、いろいろなことを学んできたい」と意欲を見せている。

 3人は昨年の関東大会(6月)で優勝し、全国選手権(7月31日~8月2日)で3位に入賞。日本代表として世界大会に出場する資格を得た。

 同校に入学する前、市川さんと羽田野さんはクラシックバレー、大塚さんは新体操をやっていた。3人とも「高校ではダンス」と入部。それまでの経験を生かせるリリカルダンスが合っていた。

 チームを結成したのは5月。関東大会まではわずか1カ月しかなかったが、3人で曲をシェネルさんの「ビリーヴ」に決め、一から振り付けを考えてチャレンジ。「慌ただしくて、ゆとりがなかった」(市川さん)と、不安を持ちながらも「やり切った。自信はあった」(大塚さん)と1位に輝いた。全国は技の難易度を上げるなど、しっかり準備して世界切符を獲得。しかし3人は「(3位は)悔しかった」と口をそろえる。

 基本的に振り付けは自分たちでつける。作り上げてから顧問の先生に見てもらい、修正するという。「考える時間が長くて、練習の効率が悪い」と照れ笑い。それもチームワークの良さにつながる。「何でも言い合える仲。一緒に踊ってる感がある」と1年生の羽田野さんは話す。

 3人に渡部賢見さん(2年)山越萌依さん(1年)が加わった5人で、1月に行われた全国ダンスドリル冬季大会に出場し同部門優勝。昨夏届かなかった日本一を達成した。「とにかくうれしかった」。弾みをつけて世界に旅立つ。

 今は世界大会に向けて振り付けを改良中。「日本人らしい柔らかい表現か、技で勝負するか」。迷った末に、「両方攻める」と欲張ることにし、練習を重ねている。

 3人でこの曲を踊るのは最後になるという。「日本代表として上位を目指す」(市川さん)と目標はあるが、本音は順位より大舞台で悔いなく踊り、自分たちを表現すること。「楽しんできます」と笑顔が弾けた。