流山のビリケンさん、あす出発 大阪で交流、返礼の旅へ

  • LINEで送る

車に積み込まれたビリケンさんの石像と市観光協会の志賀会長(左から2人目)ら=流山市
車に積み込まれたビリケンさんの石像と市観光協会の志賀会長(左から2人目)ら=流山市

 流山市は15日、利根運河沿いのほこらで損壊の被害から修復を終えた幸福の神様「ビリケンさん」の石像が通天閣(大阪市)のシンボルのビリケンさんを表敬訪問するのを前に、市立博物館で出発式を開いた。

 石像が被害に遭った後、通天閣公認ビリケン事務局から金の樹脂製ビリケン像が届き、留守番役として利根運河を見守ってくれていることへのお礼を伝えるのが目的。

 訪問は17日、市観光協会の志賀進一会長ら13人が同行する。通天閣のビリケンさん像と、触れば御利益があるとされる足裏同士を合わせ、東西交流を演出。流山市側が特産白みりん100本を参観者に配るほか、同協会理事で市内円東寺の増田俊康住職扮(ふん)する大道芸人のプリンコちゃんが手品などを披露する。

 市観光協会の志賀進一会長は「損壊という災難に際し温かい支援をもらい石像を修復することができた。大阪でビリケンさんを愛する人たちが集結するので注目してほしい」と述べた。

 利根運河の石像は1913(大正2)年建立で現存する像として国内最古の可能性がある。100年以上が経過し傷みやすくなっており、市は博物館で展示することを決めている。

 同協会は石像に代わる2代目の像を市民の寄付で制作し、ほこらに設置する方針。留守番役の金色と対をなす銀色のスズ合金製で今夏の完成を目指している。

 ビリケンは1908年に米国の芸術家が考え、世界中に広まったとされる。日本へは09~10年に伝わり、家内和合、商売繁盛の神として花街を中心に流行したという。