海辺のにぎわい創出へ 2基目の浮桟橋完成 千葉みなと 小型旅客船も12月就航

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千葉みなとエリアに完成した2基目の浮桟橋(千葉市提供)
千葉みなとエリアに完成した2基目の浮桟橋(千葉市提供)
乗合運航の他、チャーター運航も行う「MYII」(千葉市提供)
乗合運航の他、チャーター運航も行う「MYII」(千葉市提供)

 千葉中央港地区(千葉みなと・中央区)に2基目の浮桟橋が完成し、12月15日から工場夜景クルーズなどを行う小型の旅客船が就航する。千葉市と千葉県が国の補助金を活用して2007年度から行ってきた千葉みなと港湾施設整備事業は、今回の完成で大きな区切りを迎えた。市や民間でつくる団体は初出航に合わせて同日と翌16日、桟橋周辺でイベント「千葉みなとクリスマスマーケット」を行い、海辺のにぎわい創出を目指す。

 同浮桟橋は長さ50メートル、幅10メートル。ケーエムシーコーポレーション(横浜市西区)の所有する定員30人の「MYII」(18トン、全長約13・5メートル)が係留され、工場夜景クルーズなどの乗合運航を行う。1時間8万円(税別)でチャーター運航も行い、ウエディングクルーズや船上パーティーなどもできる。

 16年4月から運用を始めた1基目の桟橋では、千葉ポートサービス(中央区)が「あるめりあ」(約88トン、全長約22メートル)で港内遊覧などの定期運航を行っている。市海辺活性化推進課は「定期運航が主眼だった1基目の桟橋に対して、2基目の桟橋は非日常的な海の楽しみを提供するのがメイン。すみ分けはできる」と話した。

 千葉みなとエリアについて、市は海の玄関口として市民が憩える親水空間づくりをコンセプトに、県と共同で同事業(総事業費約47億円)を実施。桟橋2基の他、ウッドデッキや芝生が広がる岸壁を整備。民間活力も導入し、旅客船ターミナルや飲食店などが入った複合施設が16年4月に本格オープンした。今後、同施設前から千葉ポートタワー方面につながる港湾緑地などを20年度末までに設置する予定。

 ドイツ発祥とされるクリスマスマーケットは千葉ベイエリアで初めての開催。クリスマスグッズの販売や、市ゆかりのアーティストらによるコンサートを行う。海にちなんだイルミネーションも登場して会場を盛り上げる。同課は周辺の飲食店で使える割引券付きのチラシを近くの小学校6校に配るなどして、来場を呼び掛けている。熊谷俊人市長は22日の定例記者会見で「冬の海辺の風物詩になってくれれば」と期待した。

 イベントの問い合わせは同課(電話)043(245)5348。