“波乗り甲子園”初開催 全国から29人熱戦 一宮の五輪会場

  • LINEで送る

巧みな技を披露する高校生サーファー=12日、一宮町釣ケ崎海岸
巧みな技を披露する高校生サーファー=12日、一宮町釣ケ崎海岸

 2020年東京五輪のサーフィン競技会場となる一宮町の釣ケ崎海岸で12日、高校生のサーフィン全国大会が初開催され、9都県の男女29選手が同世代のサーファーとしのぎを削って波乗りテクニックを競った。

 野球で高校生の頂点を決める甲子園大会が熱戦を繰り広げる中、海を舞台にした“波乗り甲子園”と位置付け、町体育協会が主催した。アマチュア資格の高校生が対象。今後も毎年夏に継続開催していく方針だ。

 複数の選手が同時に海に入り、一定時間内に捉えた波で技の得点を競い、水しぶきを上げながら巧みなボードさばきを披露した。

 選手のうち、サーフィンに打ち込みたくて高校進学時に東京都内から転居してきたという県立大原高校(いすみ市)2年の吉岡唯人さん(16)は「年齢が近い高校生同士の大会ができてうれしい」。三重県の高校3年生、神田莉玖さん(17)も「すごく刺激になる。うまい人がいて楽しい」と充実の表情を見せていた。

 地元の県立一宮商業高校の生徒が運営を手伝った。

 開会式では町体育協会の大場謙次郎会長が「野球の甲子園は今年で100回。“海の甲子園”は皆さんが歴史の一ページをつくる」と呼び掛け。馬淵昌也町長も選手に「日本のサーフィンを担って」と期待した。

 サーファーに「志田下」の通称で親しまれてきた同海岸。町体育協会の関係者は「この場所を“聖地”に高校の部活動としてのサーフィンを全国的に盛り上げ、指導者になる道も広げたい」と意気込んだ。

 大会結果は次の通り。(敬称略)

 【スペシャルクラス(高校入学前から競技歴)】優勝=松原渚生(明聖高校・千葉県)▽2位=金沢呂偉(未来高校・高知県)▽3位=島田碧人(中央高等学院・東京都)

 【一般クラス(高校から競技歴)】優勝=吉野真輝(大原高校・千葉県)▽2位=石田陸(明聖高校)▽3位=大槻海斗(第一学院高校・東京都)

 【レディースクラス】優勝=原田葵(徳島文理高校・徳島県)▽2位=秋場はな(大原高校)▽3位=井上はんな(大原高校)