「牛洗い」で家畜に感謝 酪農発祥の地、鴨川・八雲神社

牛洗いの行事に使われる白牛を抱えたりなでたりしてご利益に預かる地元の子どもたち=5日、鴨川市代
牛洗いの行事に使われる白牛を抱えたりなでたりしてご利益に預かる地元の子どもたち=5日、鴨川市代

 鴨川市代の八雲神社で5日、江戸時代から伝わる伝統行事の「牛洗い」が行われた。

 「牛洗い」は同神社に安置される白い陶製の「白牛」(全長44センチ)を地域を潤す曽呂川の水で清めるという珍しい行事。白牛を持った地区役員を先頭に、神社総代や地区代表らが神社から約200メートルの曽呂川までを歩き、川のほとりで白牛をササの葉を使って丁寧になで清めた。

 行事は江戸時代中ごろから続くという。毎年田んぼが青々とする6月初旬の日曜日に行われる。

 かつて同地域に広がる幕府直轄の嶺岡牧には牛や馬が放牧され、酪農発祥の地ともいわれる。農家にとって家族同然の農耕牛に感謝しながら川で洗うことで、牛の無病息災や豊作、家内安全を祈る。


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