ガチャ回して名著を読んで 野田・せきやど図書館 本紹介企画9日まで

  • 0
  • LINEで送る

手作りのガチャマシンを回す吉田チーフ=野田市立せきやど図書館
本の福袋は、子どもから大人まで楽しめるさまざまなテーマで100セットを用意。借りると職員手製の豆本しおり(右端)が贈られる

 秋の読書週間(9日まで)に合わせ、野田市立せきやど図書館に、お勧めの本を紹介する「ガチャマシン」が登場し、子どもたちを楽しませている。ハンドルを回してカプセルを落とし、中に入っている引換券に記載された本が借りられる仕組み。また、冒頭の一文だけを示して貸し出す「本のまくら」や、テーマに沿って本を詰め合わせた「本の福袋」といったユニークな企画も実施中で、同館は「普段は手に取らないジャンルの本にも挑戦してみて」と呼び掛けている。

 ガチャマシンの設置は今回が3回目で、段ボールなどを使い同館の吉田正枝チーフが手作りした。本を借りた小学生以下の子どもが1日1回挑戦でき、年齢別に3台用意されている。

 1枚の引換券には絵本や児童文学など2冊分のタイトルが書かれており、借りなくても可。吉田チーフは「ガチャで紹介する本は全部で220冊。定番ものでなく、知名度は低いが一押しだと思う本を選んだ」と工夫点を語る。

 中学生以上が対象の本のまくらは、今回が初めての取り組み。カバーを覆ってタイトルや作者を伏せ、ページも開けないよう固定した上で、冒頭の一文だけを紹介している。バリエーションは小説や外国文学など計80冊と豊富で、「イメージにとらわれず本を楽しんでもらうのが狙い」(吉田チーフ)という。

 また、同館の恒例イベントとなった本の福袋は、種類が大幅にアップ。「ふしぎなせかいへ」「文豪×怪談」「イクメン読本」など、幅広い世代に対応するテーマを全職員で考案し、100セット(各3冊入り)を作った。借りた人には手作りの「豆本しおり」もプレゼントしている。

 各企画は9日まで。吉田チーフは「いずれも好評でうれしい。興味がないと思う本でも、読んでみたら楽しい本がたくさんある。楽しみながら読書の視野を広げるきっかけになれば」と期待を込める。