5年連続でひな誕生 試験放鳥、今年も実施へ 野田市のコウノトリ

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 国の特別天然記念物コウノトリの野生復帰に取り組む野田市は7日、埼玉県こども動物自然公園から譲り受けて托卵(たくらん)した三つの有精卵のうち、1羽目のひなが誕生したと発表した。ひなの誕生は5年連続。残りの卵にもふ化の兆しが見られ、3年目となる今年の試験放鳥の取り組みに期待が高まっている。

 市みどりと水のまちづくり課によると、同市三ツ堀の飼育施設「こうのとりの里」で同日正午、飼育員がモニターに映った巣の中に生まれたひなの姿を発見。午後3時15分ごろに目視で確認した。ひなは元気な様子だという。

 残りの卵2個も殻が割れたりひびが入ったりしている状態。同市が2012年12月から飼育している「コウくん」「コウちゃん」ペアが交代で熱心に卵を温めており、同課は「順当なら8、9日と続けてふ化しそう。ひなの成長を見守りたい」と喜ぶ。

 市は先月末、同公園から有精卵を譲り受け、親鳥となる別のペアに抱かせる托卵を行っていた。ひなが順調に生育した場合、今年の試験放鳥の予定個体とする。既に文化庁からの許可は得ており、放鳥時期は成育状況を見て決定する。