木に穴開け枯らす 山林の数十本、毒物注入か 南房総

穴が開けられ農薬を流し込まれたとみられるクスノキ=10日、南房総市御庄
穴が開けられ農薬を流し込まれたとみられるクスノキ=10日、南房総市御庄
所々に枯れ木が目立つ山林=10日、南房総市御庄
所々に枯れ木が目立つ山林=10日、南房総市御庄

 南房総市御庄の山林で、クスノキやシイなどの立ち木数十本に無数の穴が開けられ、枯らされていたことが10日までに分かった。農薬などの毒物を穴に流し込む手口とみられ、山林の所有者らは近日中に館山署に被害届を提出するという。

 被害があったのは同地区の標高30メートルほどの山林で、主に東側に生えていた木々。山林の一部を所有する岡崎貞雄さん(71)は、5年ほど前から山林の一部が枯れていることに気付いたが、今年3月に山に入った際、ドリルのようなもので穴が開けられた木が、枯れているのを見つけた。木を切り出すのも困難な急斜面での仕業に、岡崎さんは「何のためにやったのか」と首をひねる。

 一方、山林の麓を流れる山名川の河川敷のクスノキにも同様の被害があった。3月に付近住民が発見した時、穴から液体がしたたり木くずが残るなど、犯行からまだ間もないことが見て取れたという。

◆館山ではご神木に石油
 館山市笠名の神明神社では境内の木に石油がかけられていたことが10日分かった。

 今年4月13日、氏子総代の男性(68)が、樹齢100年以上あるとみられるクスノキなど5本に石油がかけられているのを発見した。「地区のみんなで大事にしているご神木。誰が何のためにやったか分からないがバチが当たるだろう」と憤る。


  • LINEで送る